まあポプテピピックでもきっかけに電気グルーヴでも聴こうよ
突然ですが、電気グルーヴが好きなんです。知ってる? 3月に電気が「クラーケン鷹」ってワンマンライブをやるんですけど、その公式ライブグッズに、ポプテピコラボTがあるんだよね。
やりやがった……のか? 電気グルーヴ・石野卓球、ポプテピ思わせるコラボTシャツ公開でファンの期待爆上げ - ねとらぼ
クソT! クソかわ! 見れば見るほどポプ子は石野卓球だし、ピピ美の顔の長さもピエール瀧と見分けがつかない。ポプテピのアニメプロデューサーも「実写化するなら電気グルーヴ」って言ってたらしいよ。プロデューサーわかりすぎてる。
電気グルーヴ、通称「電気」は、石野卓球って人と、ピエール瀧って人がやってるテクノポップユニット。でも、聴かない人はまったく聴かないよね。わたしも、はじめて聴いたハタチの頃は「なんかよくわかんない曲だなー」って思ったし、テクノとかエレクトロニカにハマり始めた24くらいの頃も「かっこいいけど歌詞はクソだなー」って思ったし、今でも「やっぱり歌詞はクソだなー」って思ってます。ただ、クソな歌詞がないと物足りなくなった。これが中毒症状の実態です。
そんな電気グルーヴの魅力を、ファン暦たかだか数年の川村が、人様のサイトから数々の逸話や伝説を引用しまくってまとめてみたいと思います。
①エピソードがクソ
ファッションメディアのインタビューにて
「二度と会うこともないと思いますけど、はじめまして」
石野卓球インタビュー「二度と会うこともないと思いますけど、はじめまして
『DENKI GROOVE THE MOVIE?』の舞台挨拶にて
「電気グルーヴのファンはブスやモテなさそうな男性の方がめちゃめちゃ多い」とファンをディスったかと思ったら、「生涯で最初で最後。あすエボラ出血熱で死ぬんで」と、最後は得意の死亡ネタを投下。20分間、ほぼ映画と関係ない話で終えた
やりたい放題! 電気グルーヴが「オールナイトニッポン」で大暴走した事件 - エキサイトニュース(1/4)
ラジオ『電気グルーヴのオールナイトニッポン』放送中に
石野卓球がCM中に、トイレに行き自慰行為を済ませるという快挙を成し遂げる。“オカズ”の雑誌と、その上に散らばる“証拠”もスタジオに持参した。
瀧のパート
番組内で、「電気グルーヴの中で瀧さんは何の担当なのですか?」と訊かれ、「瀧です。」と答えたことから、瀧の担当パートは「瀧」とクレジットされている。
②ツアー名がクソ
全国鼻毛あばれ牛ツアー (1992年)
「KARATEKA」発売記念に行われたツアー
当初「全国し尿食べある紀ツアー」としていたが、新聞広告が打てないということで却下される。
野村ツアー (1993年)
「VITAMIN」発売記念に行われたツアー
「もうそろそろツアー名決めてくださいよ」と発言したスタッフの苗字が野村だったためこのツアータイトルになったらしい。
たんぽぽツアー (1994年)
「DRAGON」発売記念に行われたツアー
当初は石野たっての希望で「元祖生理用ショーツに陰茎ねじ込み健康法」が提案されたものの却下され、そのロゴが印刷されたTシャツを販売することで落ち着く。
ツアーパンダ2013 (2013年)
「人間と動物」発売記念に行われたツアー
石野曰く、いい年してうんこなど言ってられないとのことから、歴代タイトルの中で一番無難なものとなっている。
電気グルーヴ25周年記念ツアー "塗糞祭" (2014年)
「25」発売記念に行われたツアー
上記の発言を覆すツアータイトルとなった。
電気グルーヴ - Wikipedia
③ファンもクソ
電気はセカオワのパクリ
・ミュージックステーションに、電気グルーヴが17年ぶりに出演した際「電気グルーヴって人達、セカオワのパクリみたいだった」というツイートが拡散された。
・これに対して電気ファンと思われる人たちの反応は、
「25年前からパクってたのがついにバレたか...」
「それはさすがにセカオワに失礼だろ!セカオワに謝れ!」
「いや~ばれちゃったね~」
「電気最低だな!」
と斜め上を行く秀逸なコメントがズラリ。
セカオワファン「電気グルーヴってセカオワのパクリじゃね?」→電気ファン「25年前からパクってるのバレちゃったかー」「電気最低だな!」と高みの見物www : オレ的ゲーム速報@刃
ライブに来たのは3人だけ
電気グルーヴのライブ、お客さんは俺を含めて三人しかいなかった。しかもそのうち一人は瀧さんの奥さんだったみたい。明日もあるみたいだけど大丈夫かなぁ。。。?
— ルパンこーせー (@kohsei3) 2013年3月12日
大勢のお客さんから「3人だった」「最高に楽しかったけど観客は3人だった」「お客さんが3人でびっくり」「非常に盛り上がりましたが、なぜか客は3人でした。うち一人はピエール瀧の奥様でした」といった証言が続々とあがっています。
電気グルーヴのお台場ライブ、観客がわずか3人…… うち1人は「(ピエール)瀧の奥さんだった」との報告も - ねとらぼ
会場のファンたちが「共犯」となり、1日目には「電気グルーヴのライブに来たけど客が3人しか来てない...」という内容を、2日目には「今日のライブは最高だった。ただ、残念なのは瀧が2曲目で死んだところ」という情報をツイッター上に続々と流したのだ。
全文表示 | 電気グルーヴの「事務所潰した1曲」は「ウソ」 テレビ発言報じられ、石野卓球がネタばらし : J-CASTニュース
血の激寒フォリダン事件
なかなか良かったので残りはカレーにのせて食べました #電気グルーヴのフォリダン
— もりりん (@nyanco_001) 2015年2月24日
この曲のおかげで生理痛が治りました!ありがとうございます! #電気グルーヴのフォリダン
— 蟲子 (@645_etc) 2015年2月24日
キャンペーンの内容は、ニューシングル「Fallin' Down」の感想を、ハッシュタグ「#電気グルーヴのフォリダン」を付けてツイートすると抽選でオリジナルステッカー&ポスターがもらえるというもの。
その内容に石野卓球さんがTwitterで「全く知らなかった、何コレ? 寒過ぎ! 絶対に参加しないで」と“ダメ出し”して話題に
中止の発表を受けて、訓練されたファンは「中止と言われるとやりたくなる」「大喜利会場はここですか?」「CAPSULEの新譜が良すぎて辛い」などむしろ盛り上がっている
「全く知らなかった、何コレ? 寒過ぎ!」電気グルーヴのTwitter企画に石野卓球さんが激おこ → 企画中止へ - ねとらぼ
④とっても仲良し
瀧のラジオを聞く卓球
(小宮山雄飛)瀧さんの番組を卓球さんが聞いてるっていうの、なんかすごいほのぼのしたエピソードでいいなと思ったんですよ。
(石野卓球)あ、最近もう聞いてないですけどね。つまんないから。
(田中美保)(笑)
電気グルーヴが語る 仲良しの秘訣『相手を認めて話に乗っていく』
高校時代からの友人関係
卓球:なぜかコイツ、自分の証明写真を切って持ってきて、俺の中学の卒業アルバムに貼っていましたから。
瀧:「俺、こっちのほうがいい」とか言ってね。
電気グルーヴ・石野卓球とピエール瀧の異常なまでの仲のよさ「陰口は言わない。直接言ったほうが面白いし」 | 日刊SPA!
瀧が喜ぶ音作り
まあ、瀧がコンピューターをいじるわけじゃないから、音を出すのこっちなんだけど、横で瀧の反応があるから、こっちもアガるじゃないですか。「お前、こういうの好きだろ?」、「好き! それ、たまんない!」っていう(笑)。
電気グルーヴが語る、楽曲制作の流儀「悲しみや怒りを無理やり同意させるのはカッコ悪い」 - Real Sound|リアルサウンド
解散は…
アンコールで出てきた二人は、「結成25周年で音楽性の違いで解散とかありえないっしょ(笑)」と語りつつ
電気グルーヴ、25周年記念ライブで過激トーク「音楽性の違いで解散とかありえないっしょ(笑)」 - Real Sound|リアルサウンド
わたしが最後に生で電気を見たのは、2017年のTROPICAL LOVE TOUR @岡山YEBISU YA PROでしたが、そのときはステージ上で「キスするか!」って言ってキスしてました。物販では、瀧と卓球のプリクラが売られていたらしい。無用の長物。
⑤曲はいい
こればっかりは好き嫌いがあるので、文字でとやかく言うより聴いてもらったほうが早い。いくつかおすすめを紹介します。
電気グルーヴ25周年の歌(駅前で先に待っとるばい)
歌詞がクソすぎてメディアで流せないらしい。3:40から上げてきて、4:10で鳥肌。
FLASHBACK DISCO
いや、これはかっこいいでしょう?! まあ1:20くらいから大音量で聴きなよ!
N.O.
かなり初期の電気グルーヴ。クソじゃない歌詞とポップなメロディ。元気出る。
かっこいいジャンパー(THOMAS SCHUMACHER Remix)
リミックスだけど、後期のスーパーカーが好きな人は絶対好き。冒頭の浮遊感と、1:44あたりからの刻む感じ。よいです。
あすなろサンシャイン
あすなろぉおおって歌ってるピエール瀧を想像するだけで元気になれる名曲。この曲のためにボイトレしたらしいよ。
以上
以上、電気のクソ加減、もとい魅力が伝わったなら幸いです。クソという言葉を連呼してすみませんでした。今気づいたんですけど、ポプテピピックと電気グルーヴは、どちらも「クソ」が褒め言葉になるんだね。
一応、念のためにお伝えしておくと、石野卓球は国内外を問わずテクノシーンではめちゃくちゃ売れっ子だし、ピエール瀧だって俳優業だけで十分食べていける人。
――石野さんはDJなど、ソロの音楽活動も多い。瀧さんは役者としての活動を広げています。お二人にとって電気グルーヴはどんな存在なんでしょうか?
石野:実家みたいな感じですね。
瀧:実家な感じですね。そうですね。
まず、奪い合うものがない。お互いうらやましいと思ってないけど、認め合ってるというところが大事なんじゃないかな。
あんまり真面目なことは言いたくないんですけど、控えめに言って理想的な関係だと思っています。
あー。コラボTシャツ欲しいなー。ソッコーで売り切れたあげく、メルカリとかヤフオクで高値転売されるんだろうなー。買おうか迷ってるうちに通販でも買えるようになって、忘れた頃にヴィレヴァンで見かけたりするんだろうなー。ライブ行くから買ってきてやってもいいよという方、どなたかご連絡ください。(本気)
かわむら