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あゝ 美しくない日本語たち

嫌いなオノマトペがある。使うのを躊躇し、聞くだけでゾッとするようなものがある。

 

 

そもそもオノマトペってなんやねんカタカナ英語使うなよって人のために。

 

 

オノマトペ 【フランス onomatopée】
擬音語・擬声語・擬態語を包括的にいう語。

 

 

例えば

「星がキラキラ輝く」というような擬音語(物が発する音や声を真似て字句で描写した語句)や、

「ニヤニヤする」というような擬態語(状態や心情など、音のしないものを音によって表す言葉)がそれに当たる。

 

 

そもそもオノマトペは、ある言動や単語を強調するための言葉だ。

例えば病院に行って頭痛を訴えた時、医者に「ズキズキする痛み?それともガンガンする痛み?」と聞かれたことがある人は多いだろう。このようにコミュニケーションを円滑にする働きがある。また「数回殴られた」と言うよりも「ボコボコにされた」と言ったほうが、被害を強調でき、その意味で自分の主観をより相手に伝えやすくることもできるだろう。

 

しかしながら世の中には「君、それ本当に使うの?卍?」と思わせるようなものが多い。

今回は「使うのに躊躇ってしまうオノマトペランキング」を私見から紹介したい。

 

 

5位 「しなしな」

使いたくない度:☆☆☆★★

理由:弱そう。

評価:「しなしなの野菜」とか言われたらまず食べたくない。衰弱しきってるものを見てこの言葉を作った人の観察力と表現力には脱帽するが、いち話者としては使いたくない。自分すらも弱くなった感じがする。

 

 

4位 「もっこり」

使いたくない度:☆☆★★★

理由:ウザい。

評価:ここら辺のランキングから本格的に使うことを躊躇ってくる。そもそもセットで使われる言葉が限られているので、聞く頻度としては多くはない。しかしながらもっこりという言葉を聞くと、余計なものを連想してしまうし、なんかいやだ。

 

 

3位 「ゴリゴリ」

使いたくない度:☆★★★★

理由:しつこそう。

評価:爽やかさとは程遠い。なんかゴリラを連想してしまう。副詞として用いた瞬間に何でも強くなってしまうのがマイナスポイント。雄々しさの代償として暑苦しさのレッテルが貼られてしまう。ちなみに自分が線が細い方なので多分ゴリゴリの人からは軟弱だと思われているし、その代わりにこちらも「ゴリゴリしてんなあ」くらいに思ってる。

 

 

2位 「プリプリ」

使いたくない度:★★★★★

理由:汚い。

評価:響きが汚いのにそれを可愛く見せようとしてるのが更に汚さを加速させているし、憎たらしさを感じる。この単語を作った人の人生観を小一時間問い詰めたい。確かに「このエビの食感、プリップリですねえ!」とかいうけど、あまり嬉しくないレポートだと思っている。「お尻がプリプリしてる」なんて聞こえてきたら発狂して肩パンをお見舞いする。

 

 

1位 「モリモリ」

使いたくない度:★★★★★★★★★★

理由:汚い。

評価:優勝。これに勝てるオノマトペは今後一生見つからない。何も言うことはない。

 

 

ちなみに好きなオノマトペは「メキメキ」でした。

 

 

おぐら